広州地下鉄

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郊外の地上区間を行く広州地下鉄1号線の電車。

広州は1997年に地下鉄が開通し、北京・天津・上海に次いで、中国本土で4番目に地下鉄が開業した都市である。1997年に1号線、2002年に2号線(現:2号線・8号線)、2005年に3号線・4号線、2009年に5号線、2010年に広仏線・APM線が開通し、現在は8路線236km(2012年現在)の地下鉄路線を有する。運営は広州市地下鉄道総公司。

運賃は対距離区間制で、初乗りは2元(4kmまで)。乗車券の有効時間は入場から240分以内と定められている。なお、APM線のみ独立運賃で、2元均一である(APM線に乗車する場合は、別途乗車券を購入する必要がある)。

2010年11月12日〜27日に広州で開催されたアジア競技大会に併せて、路線網の整備が大きく進展した。同競技大会の開催期間を含む2010年11月1日〜同年12月21日は全路線で運賃を無料とする計画であったが、無料措置による乗客殺到により、無料期間は2010年11月1日〜同年11月7日に短縮された。

4号線は、川崎重工業の技術供与により、中国で初めてリニア地下鉄(鉄輪式リニアモーターカー)方式を採用した。また、後に開業した5号線も同様のシステムを採用している。

2012年現在、6号線・9号線・仏山線延伸区間の建設工事が進んでいる。2040年頃までに総延長が500kmを超える地下鉄路線網となる予定である。

広州地鉄公式サイト(中国語):http://www.gzmtr.com/
広州地鉄公式サイト(英語):http://www.gzmtr.com/en/

1号線
2号線
3号線
4号線
5号線
8号線
広仏線
APM線
※「5号線」・「8号線」・「広仏線」は現在公開準備中

ICカード式普通乗車券(表/裏)
直径3cmのICトークン式。入場時は改札機にタッチし、出場時は改札機の投入口に入れて回収される。
(APM線は仕様が異なる)

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