香港鐵路 西鐵線
サイティッ線 / MTR West Rail Line

香港鐵路(MTR)西鐵線は南昌(ナムチョン)〜屯門(トゥンムン)間9駅30.5kmを結ぶ路線で、南昌〜美孚(メイフー)間(2駅間)と錦上路(カムションロゥ/カムションロード)〜屯門 間(6駅間)は地上区間である(地下駅は西(チュンワンサイ/チュンワン・ウェスト)駅のみ)。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm。ワンマン・ATO運転を実施している。また、全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)を設置している。元朗(ユンロン)、天水圍(ティンスイワイ)、屯門では軽鐵と接続する。騒音対策として、南昌〜屯門 間はホーム部を含めて線路をシェルターで完全に密閉している。西〜錦上路 間にある大欖トンネルは全長5.5kmで香港で最も長い山岳トンネルだ。また、錦上路〜屯門 間は連続13.4kmの高架橋で、こちらも香港で最長である。2003年12月20日に現営業区間が開業した。
列車は7両編成で運転され、近畿車輛および川崎重工製のSP1900形22編成で運用される。
将来的に南昌〜尖東(チムトン)3.8kmを延伸し、同時に現在は東鐵の路線区間である尖東〜(ホンハム)間を西鐵線に編入する予定で、2009年完成の見通しである。南昌〜尖東 間には九龍西(ガウロンサイ/カオルーンウェスト)駅が新設される。
2007年12月1日までは九廣鐵路(KCR)が運営していた。

西鐵線で使用される近畿車輛/川崎重工製のSP1900形。4M3Tの7両編成。同型車は東鐵や馬鐵(後者はSP1950形)で使用される。床下は防音カバーに覆われ、静粛性に優れる。

錦上路〜西にて
八郷維修中心(八郷メンテナンスセンター)の横を行くSP1900形。西鐵線は路線の大半が高架もしくはトンネルで、駅もプラットホームスクリーンドア(PSD)完備のため車両が撮影可能なポイントは少ない。

西〜錦上路にて
錦上路に入線するSP1900形電車。4M3Tの7両編成。
車内の様子。5扉車で、扉間の座席は4人掛け。手すりはすべて滑り止め加工されている。
SP1900形の特徴である車内モニター。車両あたり3箇所計6台設置されている。次駅案内等以外にも、CMやニュースなどの番組も放映される。音声つき。
テレビの音声が流れない「静音車廂 (Quiet Car)」は4号車(T車)に連結(次駅放送などは流れる)。
ドア上の路線図。
車端部の川崎重工の銘板。川崎重工製のSP1900形が導入されたのは同線だけ。
西鐵線の駅の様子。ホームは非常に広く、天井も高くて開放的。全駅プラットホームスクリーンドアを設置。現在は7両編成だが、ホームは9両分の有効長がある。

上:天水圍駅
下:元朗駅
オクトパスを使用の場合、西鐵線〜軽鐵の乗り継ぎは軽鐵の運賃が無料となるサービスを行っている。
西鐵線の車両基地、「八郷維修中心(八郷メンテナンスセンター)」。錦上路駅から1km程の場所にある。
八郷維修中心にて待機するSP1900形電車。
車両基地の片隅には保守用の車両も。

西鐵線SP1900形電車走行音(南昌→美孚)IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱製。加速度は3.6km/h/s。
Tc-M-M-T-M-M-Tc(4M3T)の7両編成。
車内に設置されているテレビから、放映している番組の音声が流れるため走行音を鮮明に録音するのは困難(テレビの音声が流れない「静音車廂 (Quiet Car)」はT車)。
西鐵線SP1900形電車走行音(美孚→チュンワン西)

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