天津地下鉄

天津地下鉄1号線の高架区間の駅の外観。(劉園駅)

天津は中国国内では2番目に地下鉄が開通した都市で、1984年に地下鉄1号線(7.4km)が開通した。建設工事は全て人力で行われ、資金不足の影響もあり工事は遅れに遅れ、1970年の着工から完成までに14年を費やした。また、開通後も地下鉄の利用者は伸び悩み、施設の老朽化も進んだため、地下鉄1号線は2001年10月9日より全区間で運行を中止して全面的なリニューアル工事を開始。2006年6月12日に既存区間を含めた全長26.2kmの路線として地下鉄1号線は再スタートを切った。
運賃は駅数制で、乗車区間が4駅以下は2元、5駅以上9駅以下は3元、10駅以上14駅以下は4元、16駅以上が5元となる。乗車券はICトークン式。乗車券の有効時間は120分。
現在地下鉄2号線、3号線、9号線が建設工事中で、4号線〜8号線が計画中である。全て完成すれば、全長約230kmの地下鉄路線網が整備されることとなる。

天津地鉄HP(中国語):http://www.tjdt.cn/
天津地下鉄路線図(中国語):http://www.tjdt.cn/metro_lines.asp

1号線

天津地下鉄の乗車券(表/裏)
広州地下鉄や深セン地下鉄、南京地下鉄をはじめ、最近の新規開業のアジアの地下鉄・都市鉄道を中心に主流となりつつある、直径3cmのICトークン式。裏面は広告となっている。このICトークンのシステムはソニーが開発したもの。
(ソニー公式HP関連ページ: http://www.sony.co.jp/Products/felica/pdt/tlk.html

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