釜山地下鉄1号線

釜山地下鉄1号線は新平(シンピョン)〜老圃洞(ノポドン)間34駅32.5kmを結ぶ路線である。うち、新平駅付近と東莱(トンネ)〜久瑞洞(クソドン)間は地上区間である。1985年7月19日にポムネゴル〜梵魚寺(ポモサ)間、1986年12月19日に梵魚寺〜老圃洞 間、1987年5月15日に中央洞(チュンアンドン)〜ポムネゴル 間、1988年5月19日に土城洞(トソンドン)〜中央洞 間、1990年2月28日に西大新洞(ソデシンドン)〜土城洞 間、1994年6月23日に新平〜土城洞 間が開通した。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン・ATO運転を実施している。車両基地は新平車両事業所と老圃(ノポ)車両事業所の2箇所。
使用車両は1000系。現代精工及び造船公社製で、1984年〜1997年に6M2T(Tc-M-M'-M-M'-M-M'-Tc)の8両編成45本(360両)が製造された(日本車両の技術供与)。車体は韓国初のステンレス製(オールステンレス車体)で、かつ初の18m級車(中型車両)となっている。車両の基本設計は日本車両が担当したため、日本で標準の18m3扉車の基本構造を踏襲した。このため、現在のところ韓国で唯一の3扉車である(この後に登場した韓国の車両は全て18m車でも4扉となっている)。また、コルゲート付き車体も韓国唯一の存在。車体長17,500mm(連結面間18,000mm)、車幅2,750mm。加速度は3.6km/h/s(韓国の通勤型電車では最高値)、減速度は3.6km/h/s(非常時4.5km/h/s)で、設計最高速度は90km/h(営業最高速度は80km/h)。車両形式は老圃洞寄りから1000形(TC1)-1100形(M1)-1200形(M2)-1300形(M1)-1400形(M2)-1700形(M1)-1800形(M2)-1900形(TC2)の順で、下2桁が編成番号を示す(第1編成ならば1001-1101-1201-1301-1401-1701-1801-1901となる)。
現在全列車が8両編成で運転されているが、各駅のホームは10両編成分の有効長があり、車両も10両編成化に対応している(1500形(T)-1600形(T)を1400形と1700形の間に連結して6M4Tとする計画 http://www.subway.busan.kr/korea/02/03_02.php参照)。なお、開業当初は6両編成で運行されていた。
現在、多大浦(タデポ)〜新平 間(7.6km)の延伸計画があり、2013年頃の開通を目標としている。

(路線図:管理人制作)

釜山地下鉄1号線の1000系(不燃化改造車)。6M2Tの8連で、韓国初のステンレス車体・18m車。先頭車の連結器は韓国の通勤型電車で唯一、自動連結器を常時装備する。
不燃化改造に伴い、車端部の窓を除いて固定化された。また、行先表示機もLED化されている。

新平にて
教大前駅の北側で地上に出る。

東莱〜教大前にて
1000系の側面(不燃化改造未施工車)。車両の設計は日本車両が担当したため、外観デザインは日本テイストが強い。18m3扉車は韓国唯一の存在。屋根上には冷房装置を2基搭載し、登場時期により冷房装置の形状が異なる。
付属台車。ボルスタ付き台車で、新規設計のものを採用している。
1000系初期車の車内の様子。貫通扉は2枚(手動式としては韓国唯一)。不燃化改造に伴い、座席および化粧版・袖仕切・床敷物・ラインデリア・つり革等がすべて交換されている。
1000系後期車の車内の様子。貫通扉は1枚。不燃化改造車。
1000系の乗務員室仕切り。仕切り扉の窓にはステッカーが貼られ、前面展望は不可能。
現代精工の製造銘板(1985年製)と、ロウィン(ROWIN)の内装改造銘板(2005年改造)。不燃化改造は2004年から2005年にかけて1000系全車に施工された。
1000系の不燃化改造未施工車。全側窓が開閉可能(内折れ窓)で、行先表示は幕式。

新平にて
地上区間で離合する1000系。

長箭洞にて
1000系不燃化改造未施工車の車内(後期車)。全車に不燃化改造が施工されたため、現存しない(2005年に消滅)。
車内のLED式案内表示機+液晶ディスプレイ装置。枕木方向に1両あたり1台設置されている。
ドア上の路線図(地下鉄3号線開業以前のもの)。
各駅のホームには転落防止柵が設置されている。また、西面(ソミョン)駅にはホームドア(スクリーンドア)が追加設置されており、他の駅にも順次設置されるものと思われる。
新平駅で発車を待つ列車。ワンマン運転のため、ホームの先端には後方確認用のミラーが設置されている。
新平駅の東側に併設した新平車両事業所(シンピョンチャリャンサオプソ)。

釜山地下鉄1000系走行音(釜山駅→中央洞)サイリスタチョッパ制御で、制御装置は三菱電機製。
Tc-M-M'-M-M'-M-M'-Tc(6M2T)の8両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式。乗換駅や主要駅では韓国語と英語のほかに日本語と中国語(北京語)の自動放送が入る。
釜山地下鉄1000系走行音(草梁洞→釜山駅)
釜山地下鉄1000系走行音(楊亭→市庁)市庁駅到着前には「釜山賛歌」のBGMが流れる。
釜山地下鉄1号線 老圃洞行き列車接近放送
(韓・英・日・中4ヶ国語放送)
2007年より釜山地下鉄全駅の自動放送が韓国語・英語・日本語・中国語(北京語)の4ヶ国語放送になった。
釜山地下鉄1号線 新平行き列車接近放送
(韓・英・日・中4ヶ国語放送)
釜山地下鉄1号線 老圃洞行き列車接近放送
(韓・英・日3ヶ国語放送)
初期は韓国語・英語・日本語の3ヶ国語放送であった。なお、2006年以前は他都市と同様に韓国語と英語の2ヶ国語放送。
釜山地下鉄1号線 新平行き列車接近放送
(韓・英・日3ヶ国語放送)
釜山地下鉄1号線 旧発車案内放送+旧発車ブザー現在は接近放送更新に伴い、発車案内のブザーの音色が変更されている。
釜山地下鉄1000系走行動画東莱〜教大 間で離合する1000系。

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