DMZ観光臨津江駅、臨津閣

ソウル〜都羅山(トラサン) 間55.7kmを結ぶ京義線の列車。

大谷にて
「ソウル→都羅山」のサボ。
臨津江(イムジンガン)駅に到着した京義線の列車。都羅山駅へ行く乗客は同駅で手続きをしなければならないため、全員一旦下車しなければならない。また、都羅山駅へ行く乗客は一本次の列車に乗らなければならない。ホームは憲兵が監視している。
臨津江(イムジンガン)駅の駅舎。京義線は2001年6月30日にムン山(ムンサン)から同駅まで延伸。さらに、2002年2月12日には同駅から都羅山までが延伸された。京義線の列車の大半は同駅で終点となる。同駅から先は民間人統制区域内となる。
臨津江駅の駅名板。駅名の下にはソウルまで52km、平壌まで209kmと書かれている。京義線は2001年6月30日にムン山から同駅まで延伸(正確には復活)。さらに、2002年2月12日には同駅から都羅山までが延伸された。ホームの奥に見える田畑は民間人統制区域内。
同駅の出口改札の真正面にあるDMZツアーの切符売り場。切符は一人11200ウォン。購入時にはパスポートと都羅山駅までの切符を提示しなければならない。一番右の窓口は都羅山駅のみの見学者用。
上の窓口の横にはスナックがある。駅周辺にはこれ以外に飲食店はない。
臨津江駅から都羅山駅側に少し進んだ先には、朝鮮戦争以前の複線時代の橋脚が残っている。
臨津江駅の北側にある臨津閣(イムジンガッ)に保存されている蒸気機関車・客車と石碑。石碑には「鉄馬は走りたい」と刻まれている。
先頭の蒸気機関車は「ミカ3 244」号機。日本統治時代に設立された朝鮮総督府鉄道を代表する蒸気機関車ミカサ形である。
ミカ3 244の後ろに連結されている、ハ9形客車。1939年製で、田中車輛(→現:近畿車輛)製である。
後ろの2両は元ピドゥルギ号用客車。食堂車として使用されている。塗装は京義線の9501系の旧塗装(花柄)に似ており、派手な外観となっている。なお、9501系旧塗装の花柄は平和を意味したものである。
臨津江にかかる京義線の臨津江鉄橋(イムジンガンチョルギョ)。手前に見える木造の橋は「自由の橋」。自由の橋から先は民間人統制区域で、民間人は軍の許可なしに立ち入ることが出来ない。民間人統制区域内は水田にもなっており、緑が広がっている。
臨津江鉄橋。
現在の鉄橋の右側には、複線時代の橋脚が残っている。現在の鉄橋は複線時代の下り線のもので、写真の上り線は朝鮮戦争で破壊されて以来、放置されている。
展望台から臨津閣を俯瞰(上写真の反対側)。写真奥がソウル方向。左中央にミカ3 244が見える。手前の踏切と線路は臨津閣内を走るミニ列車のもの。その奥に見える三角の屋根の建物は臨津閣展示館で、朝鮮戦争の武器や戦車が展示されている。

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