旧ソウル駅舎復元公開

1925年9月30日に竣工し、2003年11月27日まで使用されてきた旧ソウル駅舎。東京帝国大学教授の塚本靖と、建築家ゲオルグ・デ・ラランデの設計によるもので、敷地面積70,083坪、地下1階・地上2階建て、建物の延べ面積は6,631平方メートルである。駅舎には、2階に貴賓室や食堂、1階に待合室、地下に駅務室を備えている。

新駅舎供用開始後は閉鎖されていたが、改修工事実施のうえ、2011年8月9日より「文化駅ソウル284(ムナヨクソウルイーパルサー)」として、芸術文化交流施設として生まれ変わった。1・2階が公開されている。

アクセス:KORAIL・地下鉄ソウル駅すぐ
入場料:無料
開館時間:4月〜9月の平日:11:00〜20:00、10月〜3月の平日:11:00〜19:00、休日(全期間):11:00〜20:00
休館日:毎週月曜日、1月1日

芸術文化交流施設「文化駅ソウル284」として、約8年ぶりに公開された旧ソウル駅舎。
夜間はライトアップが施される。
ライトアップで浮かび上がる、中央の時計とドーム。
中央のホール。2階まで吹き抜けになっている。左側にあった切符売り場はインフォメーションセンターになっている。
ホールに向かって右側にある、かつての3等車利用者の待合室。
ホールに向かって左側にある、1等車・2等車の待合室。
ホームへ続いていた通路。ガラスの向こうには、現在のソウル駅のホームが見える。
2階への階段。
2階の通路。
2階の理容室のスペース。赤レンガやドーム付近の部材が展示されている。朝鮮戦争で破壊された壁面や銃弾の跡も観察できる。
理容室とトイレを仕切る壁の構造の展示。
2階の大食堂。洋食屋として営業していた。シャンデリアや暖炉が設置されている。
中央ホールの2階部分に架かる廊下。窓ガラスがドームの屋根の形に合わせられている。
2階から見た中央ホール。
2階奥の会議室のスペース。扉や窓のフレームは当時のままである。

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