ソウル夜景観光専用列車

ソウル夜景観光専用列車はソウル→(京義線、ソウル郊外線経由)→議政府→清凉里→龍山→ソウルを2時間28分かけて走行する観光列車で、2004年10月から営業開始した。乗降可能駅はソウルのみで途中駅は全駅通過となる。車内ではマジックショーなど様々なイベントが行われ、京元線鷹峰(ウンボン)〜西氷庫(ソビンゴ)間では漢江の美しい夜景を楽しむことが出来る。運転日は毎週木曜日。運賃は一人29000ウォンで乗車には事前予約が必要である。
(※2008年現在、運転をしていません)

ソウル駅に停車中のソウル夜景観光専用列車。車両は元ムグンファ号の客車を改修したもので編成前後には展望室が新設され、塗装も一新された。窓割も変更されている。
夜景観光専用列車車両側面。虹のような柄を描いた、華やかな塗装となっている。
駅の発車案内表示板では「セマウル号、議政府(ウィジョンブ)行き」と案内されるが、実際は議政府は通過駅で実際は一周廻った後のソウルが終点となる。途中停車駅は、なし。
先頭の機関車(7100形)。次位には電源者を連結し、その後ろに夜景観光専用列車が繋がっている。
夜景観光専用列車車内の様子。化粧板・床敷物全面張替え、座席交換、天井へのモニター設置など大規模リニューアルがされている。
一番最後尾の車両にはコンパートメント(一室3*2の6人席)が3室設置されている。
売店・スナック車両。
車内モニターでは公演車両で模様される各種イベントの様子が中継される。
編成両端の展望室内部。中央には簡易テーブル、前面中央にはプラグ式非常扉を設置。手前のワイン・各種飲み物は列車が発車すると乗客全員にサービスされる。
展望室反対側。
ソウル駅停車中に展望室前面窓から。KTX(手前左)の奥にはソウル行き急行列車(5000系トングリ)が入線中。夜景観光専用列車のソウル出発時刻は19:20。
ソウルから北上し、京義線、ソウル郊外線(定期旅客列車廃止路線)を経由して京元線の議政府に到着。右には京元線電動車。
京元線城北(ソンブッ)では中線に退避。夜景列車の速度は遅く設定されている。
石渓を通過する。この後、京元線清凉里〜龍山経由で走行し、鷹峰(ウンボン)〜西氷庫(ソビンゴ)間では漢江の美しい夜景を楽しむことが出来る。
ソウル周りを一周しソウル駅に再び戻ってきた夜景列車。到着時刻は21:48。2時間28分間のショートトリップであった

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