空港鉄道 龍遊車両基地臨時駅

2009年8月1日に空港鉄道の龍遊(ヨンユ)車両基地内に永宗島・舞衣島等への避暑客輸送のための臨時駅(龍遊車両基地臨時駅)が設置された。同臨時駅へは「直通列車」のみが発着し、仁川国際空港駅から延長運転という形をとっている。金浦空港〜龍遊車両基地臨時駅 間の所要時間は35分。運賃は仁川国際空港までの運賃と同額(別途加算運賃なし)で、仁川国際空港〜龍遊車両基地臨時駅 間のみを利用する場合の運賃は1,000ウォン(交通カードの場合は900ウォン)となる。
列車は1時間間隔(=「直通列車」の運行間隔)で、1日13往復運転。龍遊車両基地臨時駅行きの初電は金浦空港8:00発(仁川国際空港8:30発)、終電は20:00発(仁川国際空港20:30発)。金浦空港行きの初電は龍遊車両基地8:48発、終電は20:48発。2009年は避暑シーズンである8月1日〜20日に営業。2010年以降に同様に営業するかは未定。
これまでもすべての直通列車は龍遊車両基地の職員輸送用として仁川国際空港駅到着後に同車両基地へ一旦回送され、車内整備後に折り返すという運用を採ってきた。ただ、同車両基地まで客扱いするのは今回が初のことである。なお、将来的に同車両基地内に常設駅が出来る計画がある。

龍遊車両基地の一角に設けられた臨時駅に停車中の「直通列車」。
ホームの様子。5号車と6号車のみドアコック操作によって扉扱いを行う。5号車が降車専用、6号車が乗車専用となっている。
「直通列車」に使用される1000系。
駅下車後は、暫く車両基地内の道路を歩く。車両基地の職員も従来通り列車を使用する(訪れた際は、むしろ一般客よりも職員の利用者のほうが圧倒的に多かった)。
車両基地の後門に設けられた、臨時の改札口。
改札口には自動改札機が1基用意されている。
改札外側から見た改札機。「交通カード使用可能」と張り紙がされている。
改札前には待合席まで用意されている。
龍遊車両基地の後門。左側に「空港鉄道 乗り場」の横断幕が掲げられている。
後門を出たところ。
後門前にある、龍遊車両基地の案内図(鳥瞰図)。
龍遊車両基地の周辺図と、後門の開放時間案内。列車は毎時48分発だが、改札は列車発車の3分前(毎時45分)までに通過しなければならないようである。
化粧室は車両基地内のものを臨時開放している。
「直通列車」の車窓からの車両基地内の様子。

空港鉄道1000系走行音(仁川国際空港→龍遊車両基地臨時駅) 車両基地内は非常に低速で運行する。
仁川国際空港〜龍遊車両基地までの距離は2.2km。

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