KORAIL 餅店基地線

KORAIL餅店基地(ピョンジョムギジ)線は、餅店(ピョンジョム)〜西東灘(ソドンタン)間2駅2.2kmを結ぶ、京釜線の支線である。全区間複線(双単線)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。2003年4月30日に餅店車両事業所(開業時:餅店車両事務所)への出入庫線(非営業路線)として開通し、2010年2月26日の西東灘駅開業に伴い旅客営業を開始した。

全列車が京釜電鉄線に直通し、京元電鉄線の光云大(クァンウンデ)駅まで運行する(一部、清凉里・東廟アプ・ソウル駅・九老止まり等の列車もある)。

列車は10両編成で運転される。使用車両は1000系および311000系。また、ソウルメトロ車両は1000系・新1000系が乗り入れる。ソウルメトロの車両は餅店以南の京釜電鉄線(天安方面)に乗り入れる運用はなく、京釜電鉄線乗り入れのソウルメトロ車はすべて西東灘折り返しである。

(路線図:管理人制作)

餅店基地線を走行する、餅店車両事業所出庫列車。

西東灘〜餅店にて
餅店駅を発車して西東灘方面へと向かう列車。

餅店〜西東灘にて
沿線には高層マンションが立ち並ぶ。マンション群の奥に東灘新都市がある。
餅店駅の下り線ホーム。1番線に西東灘行き及び当駅終着列車(餅店車両事業所入庫)、2番線に天安・新昌方面行きの列車が発着する。
餅店駅の駅名標。分岐駅の為、2つの駅名(西東灘・洗馬)が併記されている。
西東灘駅に入線する5000系(現311000系)初期車。
西東灘駅のホーム。1面2線の島式ホーム。餅店車両事業所(餅店車両基地)に隣接している。
西東灘駅の駅名標。
LED式発車案内表示器。
ホームに停車中の5000系(現311000系)初期車。
西東灘駅の駅舎外観。
西東灘駅の改札口。改札は1箇所のみ。
西東灘駅俯瞰。駅舎とホームは跨線橋で結ばれている。
西東灘駅ホーム外観。
西東灘駅のホームの先は更に線路が続き、2線分の電留線がある。
餅店駅の片隅には休車・廃車車両の留置線があり、役目を終えた車両が静かに眠っていることが多い。
車内から見た休車・廃車車両群。

上写真:2010年5月1日撮影
下写真:2014年1月3日撮影
餅店駅に入線する、当駅始発天安行きの列車。餅店車両事業所を出庫したこの列車は、餅店基地線を右側通行で餅店駅まで走行してきた(同線が双単線であるため、このような運行が可能)。
KORAIL1000系中期抵抗車の、西東灘行き表示。
ソウルメトロ新1000系の西東灘行き。

新道林にて

311000系初期車走行音(餅店→西東灘)GTO-VVVF制御で、制御装置は宇進産電・東芝製。
Tc-M-M'-T-M'-T1-T-M-M'-Tc(5M5T)の10両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式。

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