ミャンマー国鉄元 甘木鉄道AR200形

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甘木鉄道AR200形は1992年に製造された車両である。AR201の1両のみが製造された。製造会社は富士重工。富士重工標準のLE-DCベースの車両であるが、非貫通仕様であることが特徴。車両寸法は長さ18,500mm×幅2,700mm×高さ3,992mm。最高速度は80km/h。車体は鋼製。

2006年に廃車になり、ミャンマー国鉄に譲渡された。現地到着後、ステップ設置、車軸の改造、車体高さの切り詰め(低屋根化)、冷房装置の撤去、塗装の変更等のほか、前面の貫通化、前照灯の増設、セミクロスシート→オールロングシート化等の大規模な改造が施された。ミャンマー国鉄での車両番号は「RBE2533」。

2007年夏よりヤンゴン近郊での営業運転を開始した。

RBE2533(元 AR201)。元々前面3枚窓の非貫通構造であったが、ミャンマー国鉄で貫通構造に大改造された。貫通扉は元JR西日本キハ58形(RBE3600)の廃車発生品を利用。折り畳み式の貫通幌も設置された。貫通路上部には前照灯も増設され、4灯となった。

Insein DRC基地にて
上写真の反対側。両側とも貫通構造になっている。
側面の車両番号表記。
車内の様子。元々はセミクロスシートであったが、ミャンマー国鉄にてオールロングシートに改造された。
乗務員室付近の様子(上写真:後位側、下写真:前位側)。貫通構造化改造された部分が興味深い。
貫通扉の拡大。
車内の各種銘板。
■日本時代の記録
AR201(現:RBE2533)。甘木駅にて2006年3月25日撮影。

写真ご提供:久保料理長様

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