ミャンマー国鉄元 JR北海道キハ40形330番台・キハ48形1330番台

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キハ40形及びキハ48形は非電化路線向けの一般形気動車として、日本国有鉄道(国鉄)時代の1977年〜1982年に製造された車両である。製造会社は新潟鐵工・富士重工。キハ40形全392両、キハ48形全126両のうち、JR北海道にはキハ40形150両、キハ48形7両が国鉄分割民営化時に継承された。車両寸法は長さ21,300mm×幅2,930mm×高さ4,055mm。最高速度は95km/h。車体は鋼製。

2012年の札沼線(学園都市線)の札幌〜北海道医療大学 間電化に伴い12両(キハ40形330番台6両、キハ48形300番台3両、キハ48形1330番台3両)が廃車となり、うち、2015年5月にキハ40形330番台2両(334・335)、1330番台全車(1331〜1333)がミャンマー国鉄へ譲渡された。なお、キハ40形330番台とキハ48形1330番台は急行列車仕様のキハ400形・キハ480形に改造された後、一般車仕様に再改造された車両である。

現地到着後、ステップ設置、車軸の改造、冷房装置搭載部分の低屋根化、屋根上機器の撤去等の改造が施された。塗装はJR北海道時代のままで、現地の車両番号が前面・側面に追加されている。

2014年8月24日よりヤンゴン環状線でアトゥーヤター(アトゥー:特別、ヤター:列車)として営業運転を開始した。通常5両編成で運行されている。2014年11月よりミャンマービールのラッピング広告が施されている。

【新旧車両番号対照表(JR北海道時代→ミャンマー国鉄、の順に表記)】
キハ48 1331:RBE2598
キハ48 1332:RBE2599
キハ48 1333:RBE25100
キハ40 334:RBE25206
キハ40 335:RBE25107

2014年8月よりヤンゴン環状線にて5両編成でデビューしたキハ40形330番台・キハ48形1330番台。冷房車であることを活かして、アトゥーヤターとして運行されている。2014年11月にミャンマービールのラッピングが施された。

Inseinにて
ヤンゴンのランドマーク「サクラタワー」をバックに、Yangon〜Pazundaung間の3複線区間を行く。
前面はラッピングにより緑色となり、印象が変わった。なお、前面のラッピングは編成両端となるキハ40形334・335(RBE25106・RBE25107)の各先頭側にのみ施されている。

Yangon〜Pazundaungにて
ヤンゴン環状線の客車列車と離合するキハ40形330番台・キハ48形1330番台。

Lan Ma Daw〜Pha Yar Lanにて
2015年に、各車両の中央に低屋根部の排水用の雨樋が上下方向に2本追加された。また、編成が組み替えられ、両先頭車とも前面はラッピングなしとなった。

Yangonにて
Yangon駅(ヤンゴン中央駅)7番線に入線する、ヤンゴン環状線時計回りのハ40形330番台・キハ48形1330番台。
Yangon駅を西へ出発。
夕方のInsein駅に到着。
ヤンゴン環状線の客車列車と離合するキハ40形330番台・キハ48形1330番台。

Lan Ma Daw〜Pha Yar Lanにて
キハ48形1330番台。前面はラッピングは施されていない。従来、複数両で編成を組むRBEでエンジンを全車両稼働させることは稀であったが、キハ40形330番台・キハ48形1330番台は機関直結式冷房装置のため、5両すべてのエンジンが稼働している。
キハ48形330番台。
低屋根化改造が施された冷房装置搭載部。トイレの水タンクは撤去されている。
ドアボタン。ミャンマー国鉄では乗務員室からの一斉操作のみとなったため、使用されていない。
車内の様子。JR北海道時代に急行仕様から一般仕様に再改造した際、711系の発生品を使用してロングシート化されている。
冷房装置の位置を下げるため、各車両中央部の冷房装置搭載部のみ低屋根化されている。
優先席。ミャンマー国鉄でも優先席として使用されている。
優先席表示。JR東日本のデザインをベースに、ミャンマー語仕様のものが新調された。
デッキ付近(写真上:トイレなし側、写真下:トイレ設置側)。いずれもデッキとの仕切りはJR北海道時代に撤去済み。
JR北海道苗穂工場の改造銘板(ステッカー)。
トイレ。表記は残っているが、締切扱いとなっている。
ドアボタンはテープで隠蔽されている。
乗務員室仕切り。
2014年8月より営業運転を開始したキハ48形1330番台・キハ40形330番台は自動ドアを常時使用している。Yangon駅(ヤンゴン中央駅)では、飛び乗る乗客を考慮してか加速中にドアを閉めることが多い(Yangon駅では発車する列車に飛び乗る乗客を頻繁に見かける)。

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Yangon駅(ヤンゴン中央駅)4番線に入線する、環状線時計回り「アトゥーヤター」運用のキハ40・48形5両編成。

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Yangon駅(ヤンゴン中央駅)7番線を発車する、環状線時計回り「アトゥーヤター」運用のキハ40・48形5両編成。

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Inseinを発車する、ヤンゴン環状線反時計回り運用の「アトゥーヤター」。5両編成で運行され、ミャンマービールの全面ラッピングが施されている。

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Yangon〜Pazundaung間の3複線区間を行く、ヤンゴン環状線反時計回り運用の「アトゥーヤター」。

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1駅間の車内の様子。冷房装置の位置を下げるため、その部分のみ低屋根化されている。ドアの開閉は自動。

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ゆっくりと加速するキハ48形1330番台・キハ40形330番台「アトゥーヤター」。機関直結式冷房装置のため、5両すべてのエンジンが稼働している。

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