「にしふな(西船)」。千葉県船橋市の西船橋(にしふなばし)駅を、地元の人は皆こう呼ぶ。

西船橋駅は3社5路線(JR東日本 総武・中央緩行線、武蔵野線、京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道東葉高速線)が乗り入れ、1日平均乗車人員数は千葉県内鉄道駅最多の約30万人。千葉県内屈指の巨大ジャンクション駅である。1958年に総武線の駅として開業し、その後1969年に東西線、1978年に武蔵野線、1986年に京葉線、1996年に東葉高速線が開業した。総武線・東西線・東葉高速線の地平ホームと、武蔵野線・京葉線の高架ホームはほぼ垂直に、十字型に交差している(おおまかな駅の配線を下に示す)。

また、「にしふな(西船)」は、単に西船橋駅を指す言葉にとどまらない。「西船」の通称が浸透したことから、住居表示の実施に伴う町名変更の際、西船橋駅周辺の町名はそのまま「西船」となった(西船1丁目〜7丁目)。1916年に開業した京成電鉄の京成西船駅も、開業当初は葛飾(かつしか)駅であったが、駅周辺の町名変更により、1987年に現駅名に改称された経緯がある。京成のほうが国鉄よりも40年以上前にこの地に駅を建設したが、後から開通した西船橋駅の影響により、町名が変わり、駅名までもが変わることとなった。

21世紀に入り、西船橋駅はその姿を大きく変えた。かつての西船橋駅は国鉄の頃の雰囲気を色濃く残す橋上駅舎(1968年供用開始)。しかし、2005年の「Dila西船橋」の開業に合わせ、JR東日本の区画は大きくリニューアルされ、北口駅舎が新設された。また、時を同じくして東京メトロ側の区画も同様に駅ナカが充実し、エスカレーター・エレベーターの新設やトイレのリニューアル等が行われた。2007年には、PASMOの供用開始に伴い、JR東日本と東京メトロ(東葉高速鉄道)の改札口が分離され、中間改札機も設けられた(従来は改札口・構内は共用であった)。現在も構内や駅ナカ店舗の更新が随時行われている。

そんな魅力あふれる西船橋駅を、物心付いた頃から西船橋駅を利用している当サイト管理人・Pierre2427(ピエールにしふな)が紹介する。また、西船橋駅に乗り入れている各線についても、併せて本項で紹介する(但し、東西線・東葉高速線については別ページをご覧ください)。






トップに戻る