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西武鉄道6000系ステンレス基本番台

 10両編成 (64T) 17編成 170両在籍

 使用路線新宿線・池袋線・有楽町線・拝島線・狭山線・東京メトロ有楽町線

 使用種別普通準急快速急行通勤準急通勤急行快速急行

       

         西武6000系ステンレス車    6017編成     飯能

 西武6000系は1992年に西武鉄道初の10両固定貫通編成・地下鉄乗り入れ対応・ステンレスボディに西武ライオンズのカラーリング付着・本格VVVF採用(8500系レオライナー以来)・メンテナンスフリー・室内LED表示と自動放送採用によるインフォメーションサービス・車椅子スペースに車椅子利用者用の非常通報装置を設けるなどバリアフリーサービスを向上させ、多種多様の新機軸を多く取り入れた次世代を担い、西武鉄道の元祖高きハイテクな標準車輌となっている。

 6000系は西武で唯一地下鉄に乗り入れられる形式で、地下鉄ばかりではなく、地上の優等運行を中心に、10両編成対応ホームならば特急以外には何にでもフレキシブルな使用が可能な形式となっている。

 この形式が付けられたきっかけは、西武線内の既存形式及び、地下鉄乗り入れ先の東京メトロ7000系東武鉄道9000系に絡まぬ考慮から6000系と名づけられた。

 番号の付け方は、今までのモハ・社紋・形式番号ではなく、一枚のステンレス板に形式のみ記載し、千の位が形式・百の位が号車・十と一の位が製造番号を表しており、号車などが見分け安くなった。 

               

                形式プレート    クハ6017

 この場合、6000系の10号車の17番目ということを表している。
行先表示器は、既存の2000系などとは異なり、種別・行先が別となり、英語併記となり文字体も変更する。

               

                6000系の字幕式の表示器

 車体はステンレス板3枚で構成され、幕板・吹き寄せ・腰板で、腰板と幕板にはビード加工で、吹き寄せはダルフィニッシュにて、ステンレス板の光沢を落ち着かせている。1両につき、幕板部の2箇所×2箇所に埋め込み板があるが、これらは将来車外スピーカ取り付けによる、車外放送を促進するための準備工事となっている。車体の前面にはFRPマスクを採用し、左右非対称で貫通扉(プラグドア)を採用し、急行表示灯・マグサイン方式の列車運行番号表示器・行先と種別の字幕が装備されている。前面は今までの西武とはまったく違ったモデルチェンジ型となっているが、側面は2000系の造りをステンレスで再現した型となっており、戸袋窓が従来通りに設けられている。
 室内は淡いクリーム色系が基本となっており、荷棚は既存の金網とし、リンクル模様の化粧板を採用しており、側ドアにも化粧板をはり、座席モケットは寒色系の青を使用し、背すりには白い横線模様による人数区分が分かるようになっており、送風装置(冷房)はラインフローとし、噴出し口に緑色の線により室内のアクセントをとり、暖房装置は座席下からのシーズワイヤとなっている。

           

           明るいイメージの車内の様子     モハ6817

 室内の車椅子スペースは、2号車(M2)モハ6200・9号車(M6)モハ6900の車端部に設け、窓下・窓中央・窓上に3段の手すり・車椅子利用者用の非常通報装置を設けるなどのサービスが考慮されている。

             

             車内のバリアフリーサービス  モハ6917

 側ドア上に設置された車内案内LED行先表示器は3色の(緑・橙・赤)で、スクロール・固定で表示させ、行先・戸開き方向・次駅などを12文字が表示できるLED方式となっており、設定器による西武線内と地下鉄線内で別のコントロールができるようになっており、右側のスピーカより、ドア開閉時に一点式のチャイムが鳴る仕掛けとした。

                

                 車内案内LED行先表示器

 番号・禁煙のプレートは両端の車端部の右端に取り付け、危険品持込禁止のプレートは両端の左端に取り付け、製造プレートは片側の左端に取り付け、冷暖房の状態を表すのパネルを先頭車は車端部の右端・中間車は両端の左右に設ける。

               

               番号と禁煙プレートとパネル

 製造は17編成170両全てが、東急車輛にて製造がされたため、東急車輛の銘板が車輌の片側の左端に取り付け、危険品持込禁止プレートは両端の左側に取り付けている。

               

                東急車輛銘板パネル・

険品持込禁止プレート

 制御方式はVVVFインバータ制御で、日立製の後期型GTOサイリスタ素子のVVVF(4500V/3600A)の大容量で、1基のインバータ装置で8基の主電動機を一括制御する1C8M方式(1両につき4基の)装置の主回路の簡略化・小型軽量化を図り、一体型構成の装置で、表にV・Wを持ち、裏側にU相となっている。制御は一般的な3モード制御(定トルク・定電力制御・定電圧定すべり)で、PWM(パルス)切り替えは低騒音化を図るために非同期モードを拡大し、力行時は非同期15・11・7・3・1PWMで減速域は1・3・7・11・15・21PWMと回生ブレーキ時は非同期としている。非同期運転のスイッチング周波数は機械系の共振点を避け400Hzとし、主電動機を力行時はすべりをプラスとし、誘導電動機とし、回生ブレーキ時はすべりをマイナスとして制御し誘導電動機として使用する。

              

              日立製VVVF装置   表側のV・W相 モハ6214

 M車の回生ブレーキを有効に使用し、T車に必要なブレーキ力をM車で負担する、遅れ込めブレーキ方式とし、故障・事故時を分析する故障モニターを付けた。  

            

             日立製VVVF装置      裏側のU相 モハ6517

            この一体型VVVF装置1基にて2両分8基の主電動機が制御される。

 主電動機は日立製の3相交流(かご形誘導電動機)155kw 1100V 107A 65Hz 1800rpmを使用し、小型軽量化・メンテナンスフリー化を図り、インバータ制御のための速度センサは近接スイッチを採用した。遅れ込めブレーキは、VVVF制御車対応の回生ブレーキを優先的に作用させ、
6110・6200・6300・6400  6500・6600・6700  6800・6900・6000
のユニット制御とした。

 これらに似る走行音は(VVVF装置・主電動機のメーカーが異なるものもあるが)、東急2000系東京メトロ南北線9000系(9001・9003編成)京王帝都8000系南海電鉄1000系泉北高速5000系神戸市交3000系福岡市交2000系などがあるが、同じ日立製GTO後期型VVVFを使用しているためであり、力行非同期モードからPWM切り替えに起こる高周波成分による電磁音と、高速域に達するまでの間と(ノッチをOFFにするまで)、減速域からPWM切り替えに起こる高周波成分による電磁音と、回生ブレーキ時の非同期モードがモーター音に合わせてVVVF装置と主電動機が共鳴している。

 運転台はナフコ製で、ノッチ・ブレーキハンドル(はめ込み式)の2ハンドル式で、ノッチは4段階・ブレーキは7段階としており、地下鉄乗り入れ対応ということで、速度メーターの周りには車内信号が付いており、ELディスプレイによるガイダンス表示器を各機器のデータなどを表示し、機器等の異常などを知らせる処置表示ができるようになっている。

          

           運転台は既存のベースに地下鉄乗り入れ対応機種が追加されている   クハ6117

 パンタグラフは3次元ばねによるもので、1編成につき3基搭載し(元は4基あったが撤去済み)、母線回路を引き通す方式とし、周辺にはヒューズ箱・避雷器を搭載している。

              

                パンタグラフは従来の菱形を採用 モハ6217

              母線引き通しであることを示すために、台枠部分に黄色い塗装がしてある。

西武6000系 編成表

 ◎池袋線・有楽町線・狭山線
←飯能・西武球場前・和光市                  池袋・新線池袋・新木場→                          

クハ(Tc1)

6100

モハ

(M1)

6200

モハ

(M2)

6300

サハ

(T1)

6400

モハ

(M3)

6500

モハ

(M4)

6600

サハ

(T2)

6700

モハ

(M5)

6800

モハ

(M6)

6900

クハ

(Tc2)

6000

6108

6208

6308

6408

6508

6608

6708

6808

6908

6008

6109

6209

6309

6409

6509

6609

6709

6809

6909

6009

6110

6210

6310

6410

6510

6610

6710

6810

6910

6010

6111

6211

6311

6411

6511

6611

6711

6811

6911

6011

6112

6212

6312

6412

6512

6612

6712

6812

6912

6012

6113

6213

6313

6413

6513

6613

6713

6813

6913

6013

6114

6214

6314

6414

6514

6614

6714

6814

6917

6014

6115

6215

6315

6415

6515

6615

6715

6815

6915

6015

6116

6216

6316

6416

6516

6616

6716

6816

6916

6016

6117

6217

6317

6417

6517

6617

6717

6817

6917

6017

 

有楽町線乗り入れ対応(池袋線系統)に属する6000系10編成(100両)で、6008〜6017編成がCS-ATC搭載で、地下鉄誘導無線アンテナを装備する。
所属は、6008・6009編成が小手指車両基地で、6010〜6017編成は武蔵丘車両基地所属となっているが、大体は小手指車両基地にて留置されている。
飯能寄りから1号車となっており、池袋寄りが10号車となっている。
モハ6600のパンタグラフが撤去され、現在は1編成につき3基となっている。
 6008〜6011編成は元々池袋線系統だが、6012〜6017編成は1998年の地下鉄相互直通を行うまでは、新宿線系統の6001〜6005編成と入れ替えて運用をしていた。

◎新宿線・拝島線
←西武新宿                                    本川越・拝島→ 

クハ

(Tc1)6100

モハ

(M1)

6200

モハ

(M2)

6300

サハ

(T1)

6400

モハ

(M3)

6500

モハ

(M4)

6600

サハ

(T2)

6700

モハ

(M5)

6800

モハ

(M6)

6900

クハ

(Tc2)

6000

6101

6201

6301   

6401

6501

6601

6701

6801

6901

6001

6102

6202

6302

6402

6502

6602

6702

6802

6902

6002

6103

6203

6303

6403

6503

6603

6703

6803

6903

6003

6104

6204

6304

6404

6504

6604

6704

6804

6904

6004

6105

6205

6305

6405

6505

6605

6705