Sentosa Express 路線紹介

Sentosa Express(セントーサエクスプレス)はSentosa(セントーサ)〜Beach(ビーチ)間4駅2.1kmを結ぶ路線である。両端駅付近を除いて全区間複線(左側通行)で、直流750V電化。車両基地はBeach駅に隣接している。Sentosa駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が、その他の駅には可動式ホーム柵(APG)が設置されており、後者はシンガポールでは初の採用例となった。2007年1月15日にWaterfront(ウォーターフロント)駅を除いて全区間が開業し、2010年2月1日にWaterfront駅が開業した。
列車は2両編成で運転される。車両は日立製作所が設計・製造を担当した。詳細は別ページにて紹介する。こちらをご覧ください。
当路線の最大勾配は57.9‰、最小曲線半径は35mである。各駅はシンボルカラーが定められ、駅名標やホームの壁等が色分けされている。ホーム上の駅名標や路線図は英語・中国語(簡体字)・日本語の3ヶ国語で記されている。
Waterfront駅は2007年の開業時には既に完成していたが、Resorts World Sentosa(リゾートワールドセントーサ)建設のために2007年12月に一旦取り壊され、再度建設された。

(路線図:管理人制作)

ショッピングセンター「VivoCity」の3階に直結している、Sentosa駅。
Sentosa駅の改札口とホーム。ホームは1面2線の頭端式で、乗降ホームが分離されている。乗車用ホーム側の自動改札機のみ稼動している。
Sentosa駅に入線する車両。ホームのすぐ先に分岐器が設置されている。
ケッペル港を渡って、セントーサ島からシンガポール島へ入るSentosa Express。

Waterfront〜Sentosaにて
Resorts World Sentosaの敷地内を通過して、セントーサ島内の最初の駅(北端の駅)であるWaterfront駅に入線する。

Waterfrontにて
セントーサ島の中心部に立つ、高さ37mのマーライオンタワー(Merlion Tower)をバックに走る、Sentosa行きの列車。

Imbiah〜Waterfrontにて
Imbiah駅からWaterfront駅を眺める。同駅間の距離は短いが、最大勾配57.9‰の急勾配が続いている。
Imbiah駅のホーム。1面2線の島式ホームで、ホームの柱やホームドアの色は同駅のシンボルカラーである紫でまとめられている。
Imbiah駅とその周辺。
マーライオンタワーの前の噴水の上を横断する列車。
終点のBeach駅。1面1線。
Beach駅を発車する、折り返しSentosa行きの列車。
Beach駅の先は3分岐になっており、右奥に単線で続く線路の先は車両基地となっている。
可動式ホーム柵。扉はガラス張りだが、戸袋部がガラス張りではなく、日本のように金属製のものとなっている(日本以外では珍しい)。戸袋部の色は、駅のシンボルカラーにあわせて駅ごとに異なる。
Sentosa駅のみ、プラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。
ホーム上の駅名標は英語・中国語(簡体字)・日本語の3ヶ国語で記されている。
Sentosa Expressの軌道。一部を除いて、軌道本体と軌道桁が一体化したものを採用している。また、軌道本体も小型モノレール用の、側面が垂直のシンプルな構造となっている。
一部の軌道の接続部は、伸縮継ぎ板と支承を用いた構造となっている。
Beach駅へ走行する第6編成(赤)。
Imbiah〜Waterfront間の急勾配を下る第1編成(オレンジ)。
可動式ホーム柵(APG)を先に開けた後に、車両側のドアを開ける。
Sentosa駅は1面2線のため、発車直後にポイントを切り替えて列車を捌いている。

Sentosa Express走行音(Beach→Imbiah)IGBT-VVVF制御で、制御装置は日立製作所製。
Mc-Tc(1M1T)の2両編成。
発車時にはMRT等とは異なる音色のドア閉予告チャイムが鳴る。また、混雑時には乗車促進の自動放送が流れる。
Sentosa Express走行音(Imbiah→Waterfront)
Sentosa Express運転停車案内自動放送駅間に停車した際に流れる自動放送。

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