台鐵TEMU2000型第18・19編成甲種輸送・船積み

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2015年12月、日本車両で落成した台湾鐵路管理局のTEMU2000型車両の増備車2編成(第18編成・第19編成)が日本車両豊川製作所→(日本車両専用線)→豊川→(JR飯田線)→豊橋→(JR東海道線)→笠寺→(名古屋臨海鉄道東港線)→東港→(名古屋臨海鉄道東築線)→名電築港→(名鉄築港線)→東名古屋港→大江埠頭まで甲種輸送された。

2015年12月14日に第18編成(TEMU2035+2036)が、同17日〜18日に第19編成(TEMU2037+2038)が甲種輸送された。同19日に2編成とも名古屋港大江埠頭にて船積みされ、4日後の23日に台湾の台中港で陸揚げされた。その後、試運転を経て2016年2月4日に営業運転を開始した。

今回の2編成は前回から2年ぶりの増備車である。外観上の差異としては、先頭車側面のTRAのロゴの横に、2016年と申年にちなんだマークが追加された。性能面ではセミアクティブサスペンション等の導入により、乗り心地の改善が図られている。

写真ご提供(一部):西武大好き人間様

東海道本線矢作川橋梁を通過する、TEMU2000型第18編成の甲種輸送列車。2年ぶりの増備車であり、久々にJR線内を走行するTEMU2000型を見ることが出来た。

岡崎〜西岡崎にて
笠寺から名古屋臨海鉄道線内を走行し、名電築港前の踏切で環状線(愛知県道55号線)を横断する。

東港〜名電築港にて
名古屋臨海鉄道線内はプッシュプルで運転。

東港〜名電築港にて
名鉄築港線の東名古屋港駅を通過。
東名古屋港〜大江埠頭間の引込み線を低速で走行する。
先頭の機関車を解放し、最後尾のND5527による推進運転で大江埠頭へ入る。現場には日本人の他、多くの台湾人の鉄道ファンが集まった。
大江埠頭に到着。
到着後、早速編成が切り離された。
船積みに向けた準備が進む。
今回増備された編成は、先頭車側面のTRAのロゴの横に、2016年の干支にちなんでサルをあしらったマークが入っている。
名古屋臨海鉄道東港駅で待機する、TEMU2000型第18編成の甲種輸送列車。
TED2038と名古屋臨海鉄道ND5527との連結部。

東港にて
船積み当日。名古屋港大江埠頭にて横1列に並ぶ。
第19編成の中間車のTEMB2074から船積み準備開始。クレーンで車体を持ち上げる。
本船備え付けの大型クレーンで吊り上げられるTEMB2074。
TED2037がトレーラーで港湾内を移動。
本船のクレーンで吊り上げられ、船内へ収められるTED2037。
クレーンで吊り上げられるTED2038。
名古屋港を背景に、トレーラーに載ったTED2038はバックで本船の下へ。
本船に吊り上げられるTED2038。
続々と船積みされる普悠瑪。輸送船は「TRUE LIGHT」(マーシャル諸島籍)であった。
第19編成の船積みが先に完了し、次いで第18編成の船積みが行われた。
TED2035。珍しく連結器カバーが閉まった状態でクレーンで吊り上げられ、トレーラーに載せられた。
本船に吊り上げられたTED2035。
約2か月後、樹林調車場にて第19編成と再会。営業運転も既に始まっている。
第19編成の横を駆け抜ける第14編成。1枚のフレームに3編成の普悠瑪が収まった。

南樹林〜山佳にて
左奥からTEMU2000型第18編成、TEMU2000型既存編成、TEMU1000型。

樹林調車場にて
台東行き普悠瑪自強号運用に就く第18編成。

樹林にて
妻面の日本車両の製造所銘板。製造年表記は2015年。
第18編成の車内の様子。既存編成と大きな差異はない。
車端部の車両番号ステッカー兼、日本車両の製造所銘板(2015年製表記)。
台東線を快走する、樹林行きの第18編成。

萬栄〜鳳林にて
宜蘭線を行く、台東行きの第18編成。

暖暖〜四脚亭にて
松山駅に停車中の第19編成。
日本車両で約2年ぶりに製造されたTEMU2000型(普悠瑪號/プユマ号)。2015年12月14日に第18編成が豊川から東名古屋港(大江埠頭)へ甲種輸送された。

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名古屋臨海鉄道東築線の名電築港駅付近をプッシュプル運転で走行する、台湾鐵路管理局TEMU2000型第18編成甲種輸送列車。

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