台鐵TEMU2000型第16・17編成基隆港水切り

2013年12月30日、台湾鐵路管理局TEMU2000型第16編成・第17編成が台湾・基隆港で水切り(陸揚げ)された。当日午前に第16編成、午後に第17編成がそれぞれ水切りされ、1編成ずつ七堵調車場まで機関車牽引により輸送された。

今回がTEMU2000型の最終輸送であり、牽引した台鐵のディーゼル機関車には初めてヘッドマークが掲げられた(台鐵の車両にヘッドマークが設置されることは珍しい)。

※すべて港湾敷地外より撮影

TEMU2000型第16編成・第17編成を積載した「ANGGREK」(パナマ籍)。雨の都として有名な基隆は、当日も小雨が降り続いた。
午前8時過ぎ、最初に水切りが行われた第16編成中間車のTEMA2061。
ゆっくりと基隆臨港線の線路上に降り立つ。
続いて第16編成のTED2031が姿を見せる。
クレーンで吊られるTED2031。空からこれからの永住の地を見下ろしながら高度を下げる。
大勢の作業員に囲まれ、微調整をしながら地上に足をつく。
前面窓のTED2031の表記。
無事にオンレールした車両は、ジャッキアップポイントに取り付けられた治具にワイヤーを掛け、フォークリフトで牽引して港湾内を移動する。
小雨が降り続く中進められる車両の整備。
3番目に降り立つ、パンタグラフ付中間車のTEP2031。
順次、編成の組成も行われていく。
本船のクレーンで順次降ろされてゆく中間車。
普悠瑪の最後の陸揚げということもあり、多くの台湾・日本の鉄道ファンが現場に詰めかけていた。
最後の陸揚げとなる、第17編成のTED2034。
雨の都に降り立つラストプユマ。作業完了時には周辺から拍手がわいた。
編成組成・整備が完了した第17編成を七堵調車場へ牽引するR21機関車。
機関車の先頭に掲げられた特製の記念ヘッドマーク。
操車掛の合図旗により、低速で基隆臨港線を走行するR21+TEMU2000型第17編成。
西岸旅客碼頭の前の大通りを横切る。機関車の連結面にも別のヘッドマークが掲げられているのが確認できる。
尾灯を点灯し、連結器カバーを閉じた状態で走行する。
地下化工事が進む基隆駅に停車中の、TEMU2000型第17編成の配給列車。

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