05系14F B修繕工事実施

2012年5月頃より、05系14FにおいてB修繕工事が実施された。

今回の修繕により、VVVF制御装置・主電動機の交換(電動機のPMSM化及びIGBT-VVVF制御化)、行先表示機の交換(種別表示部フルカラーLED・その他白色LED)、乗務員室ドア・客用ドアの交換・車内案内装置のLCD化、袖仕切りの変更、車内化粧版の交換、スカートの設置、帯色の変更(新05系や07系と同一)、先頭車前面車両番号位置の変更、パンタグラフの新設(05-314・05-914)及び片パンタ化(05-214・05-814)、パンタグラフのシングルアーム化、冷房装置の交換等が実施された。

また、編成の組み替えも行われている。新しい編成は、西船橋寄り(1号車)から順に05-114 + 05-214 + 05-414 + 05-814 + 05-514 + 05-614 + 05-314 + 05-714 + 05-914 +05-014である。

2011年11月4日現在、営業運転には復帰していない。

※写真は深川検車区にて、すべて敷地外から撮影。

関連ページ:05系14F(B修繕車) JR習志野運輸区貸出回送05系14F JR中野電車区からの返却回送05系14F(B修繕車) 営業運転復帰

B修繕工事が実施された05系14F。
スカートの設置、帯色の変更、車両番号位置の変更が大きな変更点である。05系前期車へのスカート設置は、東京メトロ所属車両では初(インドネシア・KRL JABODETABEKに譲渡された編成は設置されている)。
前面の車両番号の位置が、15000系同様に非常扉の腰部(帯部)に変更された。また、前面窓には05系19F〜24Fに掲げられている、VVVF制御車を示すマーク「V」が追加された(修繕前からVVVF制御車であるが、以前は掲げられていなかった)。
乗務員扉・客用扉はすべて新品に交換されている。
交換されたドア部の拡大。取っ手が片側のドアのみ設置となっている。
15000系と同様のものに交換された行先表示機。種別表示部フルカラーLED・その他部分が白色LEDとなっている。
両先頭車の床下に新設された扉閉接触器。車掌スイッチを間接制御式に変更した為設置された。
05-014。車内の乗務員室仕切り扉の色ガラスは存置されており、オレンジ色に反射しているのが確認できる。
連結部。低圧連結ツナギ箱が新品になっている。
05-914。
VVVF制御装置が交換されている。IGBT素子を用いたPMSM制御用のVVVFである。
VVVF制御装置は東芝製。16000系のものと類似している。
台車。主電動機がPMSMに交換されているのが確認できる。

関連ページ:05系14F(B修繕車) JR習志野運輸区貸出回送05系14F JR中野電車区からの返却回送05系14F(B修繕車) 営業運転復帰

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