東葉高速鉄道2000系

2000系2101F

2007年度使用開始予定の東西線CS-ATCへの対応と、老朽化した1000形置き換え目的で2004年度から投入されている新型車両、2000系。東京メトロ05系13次車と極力共通設計とし、コスト削減を図った。05系13次車との相違点は前面デザイン・車体帯の色・JR乗入機器の有無・車内のデザインなどである。同系投入で東葉高速鉄道線内も車内自動放送(日本語・英語)開始となった。
なお、形式の付番方法が1000形とは異なる。
2004/10/05〜07に第1編成が甲種輸送され、2004/12/05に営業運転開始となった。2007年度までに11本が投入され、2007年度までにすべての1000形を置き換えた。

中野に入線する2000系。
甲種輸送中の2000系2101F。大船にて
先頭車側面。05系11次車以降のものと似ているが、日立製作所の「A-train」工法で製造されたため雨どいの処理の仕方が異なる。FSW溶接工法の採用により、継ぎ目の跡もなく美しい仕上がりとなっている。
パンタグラフまわり。パンタグラフは東洋電機製のシングルアームパンタである。
三菱製IGBT-VVVF。
2000系車内。白を基調とし、座席周りは緑の木々をイメージしたものとなっている。袖仕切りは05系11、12次車のものよりも大型化された。なお、側窓のカーテンはフリーストップ式からフック式に変更されている。
3〜8号車の車端(中野寄)に設けられたフリースペース。このため、05系11、12次車と比較して座席が18席減っている。
LED未設置側の扉上には、扉の開く側を示す装置が設置されている。

東葉高速鉄道自動放送(八千代緑が丘行:東葉勝田台→村上)2000系で初採用された東葉高速鉄道線内自動放送。英語の声は東京メトロ・JR東日本等と共通のものと思われる。

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