第8回 東葉家族車両基地まつり

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2016年11月6日(日)、東葉高速鉄道の車両基地にて「第8回 東葉家族車両基地まつり」が開催された。

今回のイベントでは、史上初となる車両基地〜飯山満 間の往復臨時列車「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」が2往復運転された。車両基地でのみドア扱いを行い、飯山満駅引上線(中線)での折り返し運転を行った。使用車両は2000系2110Fで、東葉高速線20周年記念ヘッドマーク(2016年4月16日〜同年5月15日に装着)をアレンジした特製ヘッドマークが取り付けられた。

また、イベント終盤では「お帰り列車」と称した車両基地→八千代緑が丘 間での臨時列車(片道運行)が運行された。

東葉高速線開業20周年記念に相応しい非常に盛り沢山なイベント内容で、来場者数は過去最高の約7,700人を記録したとのことである。

「第8回 東葉家族車両基地まつり」のステージイベント。
「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」に充当された2000系2110F(写真手前)。当イベント会場から乗車し、飯山満まで往復乗車する臨時列車である。事前申込制や先着順などではなく、発車時刻15分前までに乗車した人全員が乗車できた。運賃は無料。

列車は以下の時刻で、2往復運転された(車両基地以外では乗降不可。)。

1.車両基地11:34発→八千代緑が丘11:42着/11:45発→飯山満11:52着
 飯山満11:58発→八千代緑が丘12:04着/12:08発→車両基地12:13着

2.車両基地13:04発→八千代緑が丘13:12着/13:15発→飯山満13:22着
 飯山満13:28発→八千代緑が丘13:34着/13:38発→車両基地13:43着
「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」に充当された2000系2110Fに取り付けられたヘッドマーク(編成前後に装着)。東葉高速線20周年記念ヘッドマーク(2016年4月16日〜同年5月15日に装着)をアレンジしたもので、オレンジ色の外枠の部分に「第8回東葉家族車両基地まつり」「2016年11月6日(日)」の文字が刻まれた特別仕様である。
八千代緑が丘駅に入線する、「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」。運行番号は「20T」(東葉高速線20周年に由来)。
飯山満駅の引上線(中線)に入線する「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」。ここに乗客を乗せた営業列車が入線するのは、2004年12月4日に行われた2000系試乗会に次いで2回目のことである。
飯山満駅の引上線に入線する様子を車内から見る。
飯山満駅引上線に停車。この引上線は北習志野側のみ線路が繋がっている。普段は時折保線車両等が留置されており、異常時には回送列車の折り返しのために使われたことがある。
「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」の行先表示は、前面・側面共に「臨時」を表示していた。
飯山満駅を発車して、折り返し車両基地へと向かう特別列車。
特別列車の運転台のTISモニターは「臨時」を表示していた。
会場案内。
「東葉高速線 開業20周年」の看板。2016年4月27日に八千代緑が丘駅で行われた、東葉高速線開業20周年記念列車出発式典にて使用されたものと思われる。
車両展示。2000系2108F、05系19F、07系72Fの3編成が展示された。
東葉高速線開業20周年記念列車(2016年4月16日〜同年5月15日運行)で使用されたヘッドマークを装着した2000系2108F。記念列車運行当時は2107Fが使用されたが、今回は「第8回 東葉家族車両基地まつり」にちなんで2108Fを使用したとのことであった。
東葉高速線開業20周年記念列車のヘッドマークの拡大。なお、このヘッドマークは記念列車の編成前後に掲げるために2枚製作されたが、今回のイベントでは1枚が掲げられ、もう1枚は千葉県市川市の「千葉県立現代産業科学館」にて開催されている特別展「出発進行〜もっと・ずっと・ちばの鉄道〜」(2016年10月14日〜同年12月4日開催)にて展示中。
「千葉県立現代産業科学館」の特別展「出発進行〜もっと・ずっと・ちばの鉄道〜」にて展示されている、記念列車のもう1枚のヘッドマーク。

千葉県立現代産業科学館にて
展示車両の行先表示は時間ごとに変更された。あらかじめ決められた行先表示のほか、リクエストタイムが2度設けられ、会場に置かれた応募用紙で希望が多かった行先も表示された。

左から「津田沼」「大手町」「茅場町」表示。
「東快 八千代緑が丘」「北習志野」「東海神」表示。
「東海神」「試運転」表示。
保線車両の展示。
保線車両にも特製のヘッドマークが取り付けられた。
検査庫内の車両機器見学コーナー。2000系2104Fが非常扉を開放し、非常用梯子が設置された状態で公開された。
点検蓋が外された状態で展示された各種機器。
台車の構造の解説。
パンタグラフすり板と制輪子の、新品と摩耗品の比較展示。備え付けの軍手を用いて部品に触ることができた。
先頭車前での子供制服撮影、車内でのプラレール広場(東葉高速鉄道2000系プラレール発売記念)及び休憩所用の車両として使用された2000系2109F。
保線用モーターカーの試乗。
東洋バス・京成バスの車両展示。
日本大学理工学部鉄道研究会による5インチミニ電車の出張運転会。2000系が精巧に再現されている。
東京動物専門学校による「動物ふれあい広場」。
部品販売。車両部品はなく、駅の部品を中心に販売された。
イベント終盤に運行された「お帰り列車」。車両基地→八千代緑が丘駅間の1片道運行で、今回が初めての運行である。事前申込制や先着順などではなく、発車時刻15分前までに乗車した人全員が乗車できた。使用車両は「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」に引き続いて2000系2110Fが充当された。車両基地発車時刻は15:20。
八千代緑が丘駅に到着した「お帰り列車」。3号車の一部ドアのみ開放して、順番に下車。この電車の運賃は無料で、駅到着後、コーンの仕切りによる改札口までの通路が係員の方々によって迅速に設けられた。
出口では「お帰り列車」の整理券を用いての満足度調査の投票が行われた。東葉高速線開業20周年記念ということで、これまでの「東葉家族車両基地まつり」の中でも最も充実したイベント内容であり、大満足であった。
八千代緑が丘駅に停車中の「お帰り列車」。特製ヘッドマークを掲げて運転された。
2000系車内に掲示された、「第8回 東葉家族車両基地まつり」の中吊り広告。
東葉高速線開業20周年記念「第8回 東葉家族車両基地まつり」にて車両基地〜飯山満間で運転された臨時列車の全区間前面展望。車両基地でのみドア扱いし、飯山満駅では中央の引上線にて折り返した。使用車両は東葉高速鉄道2000系2110F。

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飯山満駅の引上線に入線する、「第8回 東葉家族車両基地まつり」開催に伴う臨時列車「特別列車de〜はさまへ、出発進行♪〜」号。東葉高速鉄道2000系2110Fで運行され、前面には特製ヘッドマークが設置された。

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「第8回 東葉家族車両基地まつり」案内・当日販売記念グッズ
イベント会場では、東葉高速線開業20周年を記念した入場券セット(会場限定販売)や
ICカード乗車券パスケース(会場にて先行販売)等が販売された。

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