新砂あゆみ公園5833号車の現状

南砂町駅近くの「新砂あゆみ公園」に保存されている5000系5833号車が無残な姿を晒している。2002年4月に展示されてからまもなく2年、同車は一部の心無い人々によって破壊行為が目立つ現状となっている。同車は現在唯一の5000系保存車であり、抜本的な警備体制・保存形態の改善が望まれる。

2004/03/17撮影


関連ページ:新砂あゆみ公園5833号車 撤去

新砂あゆみ公園に展示されている5000系5033号車のカット。
車内の様子。座席がベンチ化された以外は原型を保っている。
車内はつり革、扇風機等が破壊され、天井には足跡もついている悲惨な状況だ。
側窓。手前の側窓は窓ガラスがなくなっている。
ひしゃげた非常通報装置と欠けたプレート。
車両破壊行為撲滅を訴える張り紙。(上写真:車内、下写真:車外)
運転台の様子。幸いにもここは現在の所目立った破壊行為は見られない。
乗務員室内のプレート。当初は乗務員室内も公開する予定であったのだろうか。
2002年10月の同車の車内の様子。扇風機は既に破壊されているものの、それ以外はまだまだ綺麗な姿を保っていた。わずか1年半でここまで破壊されたことは非常に問題であり、憤りを隠せない。終日開放という展示方法が結果的に治安の悪化を招いているのではないだろうか。管理体制・展示方法の抜本的改善を願いたい。

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