元 名鉄キハ8500系外観

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整備が完了して新車同然の姿に蘇ったキハ8502。塗装を一新し、名鉄・会津鉄道時代と大きく印象を変えた。

Kinarut基地付近にて
前面及び乗務員室付近は青と白、客室部車体側面はスカイグレーとグレーのツートンカラーに塗装された。床下機器もオーバーホールされ、再塗装されている。
塗装以外は外観上の大きな変化はなく、同世代の名鉄特急形車両の特徴である角のRが大きい側窓も健在である。

Kinarut基地付近にて
真正面からみたキハ8502。貫通扉には「JKNS」(=サバ州立鉄道;Jabatan Keretapi Negeri Sabahの略)のロゴが入っている。運転席側の前面窓上部にあった愛称表示は撤去され、枠だけが残る。スカートの中央の支柱は名鉄・会津鉄道時代は白であったが、サバ州立鉄道ではグレーに塗装されている。貫通路の渡り板は撤去された。
ローアングルでキハ8502を眺める。静態保存されていた車両が6年ぶりに息を吹き返して力強く走る様子を目の当たりにし、魂が震えずにはいられない。
サバ州立鉄道では日本製のディーゼル機関車や客車がかつて新車として導入されたが、日本からの譲渡車両の導入はキハ8500系が初である。
上から見たキハ8502。屋根肩部分は白に塗装されている。屋根は腐食防止のため製造時からステンレス製である。
車両前部側面。腰部にサバ州の州旗とサバ州立鉄道の英語及びマレー語表記(SABAH STATE RAILWAY DEPARTMENT / JABATAN KERETAPI NEGERI SABAH)がある。台車は元のND-719形ボルスタレス台車がそのまま使用されている。
車両後部側面。折り戸の乗降扉は前面と同一の青色で塗装。扉の脇の裾部にあったローマン体のステンレス製切り抜き文字による車両番号表記は撤去された。
車両後部。塗装以外は大きな変化はなく、転落防止幌も存置されている。
乗務員扉脇及び車端部に貼付されたサバ州立鉄道(JKNS)のロゴマークと車両番号表記。ロゴはサバ州の霊峰であるキナバル山(標高4,095m)をモチーフにしている。
車端部の行先表示器は撤去されており、対照表のみが残っている。
乗務員室背後のルーバーから伸びる、無線アンテナ。営業運転開始までに整備された。
名鉄時代のドアステッカーも健在。
キハ8502の妻面の諸元表記銘板。名鉄時代のものが残っている。
2016年7月時点の、Kinarut基地の特設整備場にて修繕中のキハ8503。「やすらぎの郷 会津村」では屋根なしでの屋外展示が行われていたため静態保存時末期は痛みが非常に目立っていた。当地にて腐食箇所の修繕も丁寧に行われ、訪問時は側面の塗装が進められていた。前面は僅かに「北アルプス」時代の塗装が残っていた。
塗装剥離、腐食箇所の切除及びパテ盛り等の整備を行う作業員の方。腰部や床下機器は塗装が完了している。
塗装が完了した反対側の側面。「やすらぎの郷 会津村」展示時に盗難防止のために貼られたセコムのステッカーも残存。
キハ8503の妻面。
乗務員扉の窓に貼られた、名鉄の舞木検査場の写真(「やすらぎの郷 会津村」展示時よりあるもの)。
キハ8503の開いた扉から車内を見る。
車体から外されて脇に保管中の、キハ8503の台車。整備待ちの模様。
2016年10月時点のキハ8503。前面を含め、塗装変更が完了した。先に塗装変更が完了していた右側はシートで養生されている。キハ8502と同様、貫通路の渡り板は撤去された。

Kinarut基地にて。
塗装変更が完了したキハ8503の側面。
床下機器の整備も進められ、バッテリーもマレーシア製の新品に交換されている。
Kinarut車両基地の前をゆっくりと走行する、サバ州立鉄道の元名鉄キハ8500系キハ8502。エンジンも6年ぶりの営業復帰とは思えない程、順調に回転している。当車両は会津鉄道での引退後、2012年から2015年まで「やすらぎの郷 会津村」で静態保存されていた。気動車の静態保存車が現役復帰することは極めて珍しい。

※サバ州立鉄道の多大なるご協力のもと、許可を得て撮影

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カミンズ製のNTA-855-R1形エンジンを2基搭載し、順番に力強く起動するキハ8502。マレーシアのサバ州立鉄道に譲渡された元名鉄キハ8500系は2016年内のデビューが予定されており、会津鉄道で引退してから実に約6年ぶりの現役復活となる。

※サバ州立鉄道の多大なるご協力のもと、許可を得て撮影

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