JR東日本 総武・中央緩行線は、千葉(ちば)〜三鷹(みたか)間39駅60.2kmを結ぶ運行系統である。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,067mm(狭軌)。中野(なかの)〜三鷹 間と津田沼(つだぬま)〜西船橋(にしふなばし)間は東京メトロ東西線直通列車も走行する(後者は平日の朝夕のみ)。車両基地は三鷹車両センター・中野電車区・習志野運輸区(旧習志野電車区)の3箇所。

当運行系統は、総武線の千葉〜御茶ノ水(おちゃのみず)間38.7kmと、中央線の御茶ノ水〜三鷹 間21.5kmを跨って、各駅停車で運行する。但し、早朝・深夜時間帯は、千葉〜御茶ノ水 間の折り返し運転となり、御茶ノ水〜三鷹 間は中央線快速の列車により運行される。また、一部、中央線の武蔵小金井・立川まで直通運転する列車もある。運行系統の呼称は統一されておらず、「総武線」、「総武線・中央線(各駅停車)」等と呼称・表記される場合もある。車両の行先表示や車内自動放送では「中央・総武線」と表示・呼称される。

1932年7月1日に両国(りょうごく)〜中野 間で総武線・中央線直通運転が開始され、1933年3月15日に市川(いちかわ)〜両国 間、同年9月15日に船橋(ふなばし)〜市川 間、1935年7月1日に千葉〜船橋 間、1966年4月28日に中野〜荻窪(おぎくぼ)間、1969年4月8日に荻窪〜三鷹 間で運行区間が拡大された(中央線区間のみ運行されていた期間の沿革紹介は省略する)。複々線化は順次行われ、1981年7月5日の新検見川(しんけみがわ)〜津田沼 間の複々線化完成を以って、千葉〜三鷹 間の全区間で総武線快速列車及び中央線快速列車と運行線路が完全分離(共用区間が解消)された。

列車は10両編成で運転される。車両は209系500番台・E231系0番台・E231系500番台が使用されている。また、東京メトロ東西線直通用車両としてE231系800番台が中野〜三鷹 間と津田沼〜西船橋間で運行される。同区間は東京メトロの05系、07系、15000系も乗り入れている。

以下、総武・中央緩行線のニュースについて紹介する。






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